10式戦車のキャタピラについて
10式戦車のキャタピラはダブルピン・シングルブロック式で、10式戦車独自のものが使用されています。試作型と量産型では形状が異なり、量産型は2012年度納入分の第1ロット(C1)では履板裏面のゴムがなく、表面に大きな凹みがありましたが、2013年度納入分(C2)以降では履板裏面のゴムが追加され、表側の凹みはなくなり平板な外見となっています。履板表側には必要に応じて舗装路走行用のゴムパッドが装着可能で、C1、C2両者に共通して使用できます。第1ロットの車輛もキャタピラの消耗に伴い、順次C2仕様に交換され、現在ではほぼすべての車輛がC2仕様を装備しているようです。
製品内容
陸上自衛隊10式戦車用の連結可動式キャタピラです。
実車では2種類あるキャタピラのうち生産第1ロット(C1)のゴムパッド無し、第2ロット(C2)のゴムパッドつきとゴムパッド無しの3種類を発売致します。
ラダー状のエンドコネクターを挟み込むように履板の裏表を貼り合わせることで実物と同様な連結可動を実現できます。
エンドコネクターの側面はスライド金型によりリンクの側面の凹模様も正確に再現しました。
履板の前後方向にある交互に交錯した凸部はパーティングラインを変化させることで実物同様の複雑な凸凹を忠実に再現しました。
最初に発売するのはC1のゴムパッド無し(item:35-003)です。
C1履帯に特徴的な表面の凹みは表部品の肉厚をなくして開口部とし、裏面と貼り合わせることで実物どおりの深さを再現しました。
C2履帯はC1履帯とは異なる表面の模様をはじめ、裏側に追加されたゴムパッドのディテールも正確に再現しました。
C2履帯のゴムパッドつき(35-005)は裏側の取付けボルトを再現するため、専用部品となります。
表側のゴムパッドは塗り分けの利便性、すり減った状態または新品の状態の再現などが容易となるように、別パーツとしました。
掲載のデータ画像は加工用3Dデータのもので、リブ根元のR等、実際の製品とは異なる箇所があります。
実車写真
店頭用チラシ PDFデータ
店頭での掲示等にご利用ください。